原爆に思う
ニュース報道で、毎年なされている。
・8月6日は何の日か。
・原爆に正当性があるか。
最近では、広島の人でさえ、
原爆投下の正当性を支持する声が増えてきているとか。
これは世代が変わったからということより、
人の質が変わってきているからではと懸念している。
そういう私も、かつて、日本人以外の視点から
太平洋戦争を考察する機会があり、
原爆のとらえ方も様々なものがあると考えていた。
しかし、今は心から思う。
人の生命を殺めるものに正当性はない。
どんな理由があろうと、それは許されてはいけない。
原爆の正当性を認める人たちが増えてきているというのは、
人の生命を軽く見る人が増えてきているということなのではと、
戦争の風化というより、人間の根本のゆらぎに不安を感じる。
そして私は、私にできることを考える。
批判する、落胆する、激昂する、愚痴を言う。
そんなことをしても先にはつながらない。
私にできることは、ただ淡々と、
自分の信念を全うして生きること。